Windowsが起動しない STOP: c0000218 Unknown Hard Error
Windows XPにとって、原因不明の「死のエラー」と呼ばれているそうです。そんなノートブックPCが持ち込まれました。
症状:PCを起動し、[Windows XP]のロゴが消えてから、STOP: c0000218 Unknown Hard Error というエラーが表示されそれ以降黙ってしまします。
さて、何が原因か調べてみます。Unknown Hard Error = 原因不明のハードウエアのエラーなんですが、ハードウエアに問題がなくても起こる可能性があるようです。
この患者は、DELL社のPCなので、ハードウエア診断機能があります。DELLのPCは、電源投入後に[F12]を押し続けると、特殊なメニューが表示されます。その中に、「Diagnostics」という項目があり、これを実行すると様々なハードウエアの診断を行うことができます。
診断テストの途中で、Graphics系のエラーが見つかりました。この患者は、チップセットに内蔵されたグラフィックス機能を使っているので、チップセット自体のトラブルか、グラフィックス機能が使うメモリのトラブルかも知れません。チップセットの問題であればマザーボード交換となり、数万円の費用がかかります。
とりあえず、メモリを交換して診断テストを行うと、問題なく診断テストをクリアしました。
しかし、メモリのトラブルは、他のトラブルを誘発する場合が多いのです。最もその被害を受けるのはハードディスクです。
幸いDELLのPCには、Windows XPの正規版CDが添付されていますので、Windows XP CDから起動してWindows XPのファイルシステムのチェックと修復をすることができます。
やはり、チェック中に修復作業が行われました。ハードディスクのファイルシステムにも問題が発生していました。

左図をクリックすると拡大表示します。
左図のように3箇所にファイルシステムにエラーが起こっていて回復処理を行ったことを示しています。
上記の作業を行った上で、PCを起動すると正常にWindows XPが起動してデスクトップ画面が表示されました。
「死のエラー」からの生還です。
しかし、Windowsやアプリケーションの起動時間が遅いなどの症状がありましたので、ユーザー様にご連絡して必要なデータをバックアップ後に、Windowsの再インストールを行いました。
ドクターから一言:
・今回の STOP: c0000218 Unknown Hard Error 対処は、すべてのPCに当てはまるものではありません。ほとんどのPCメーカーは、正規版のWindows CDを添付していません。リカバリCDやDVD、あるいはハードディスク内に収納など、正規版をメーカーでカスタマイズしたCDやDVDがほとんどです。(もちろんマイクロソフトのライセンス認証を受けたものですから正規の製品です。ここで言う正規版とは、マイクロソフトがパッケージとして販売しているものと同じ内容のものを指しています。)

上図は、DELLが提供するWindows XPのCDで、マイクロソフト社がパッケージで販売しているものと内容は同じです。異なるのは、ライセンス認証済みであることだけです。